ACT・５　『情炎の宴』　〜ジョウエンノウタゲ〜

新一が親指の腹で固くなった蘭の胸の頂きにある蕾をクリクリと撫でてやると、その快感に蘭の脚が擦り上がる。

「ん…んん…！」

「ほんと強情だな、オメーは…。」

両手の親指と中指で蕾を摘み、人差し指の腹でクリッと撫でて、時折爪に引っ掛ける様に弾く。

「んんーっ！！」

「…聞かせろよ、蘭…。オメーの可愛い声…。オレに感じてる声をさ…。」

新一は、白く柔らかな乳房に口づけて、自分の所有の証である紅い刻印を刻んで行く。

「んっ！」

蘭の体がピクンと跳ねた。

「…蘭…可愛い…。」

新一の指に感じて固くなった蕾をレロッと舐め上げる。

「ああンッ！」

遂にその唇から声が漏れた。

初めて聴く蘭の『女』の声…。

や…っやだ…っ！

今の…わたしの声…っ？！

蘭は自分の声の甘さに驚いて、かあっと真赤になる。

「…可愛い声…。もっと聞かせろよ…。」

新一はクスッと笑って蘭の胸に顔を埋めた。

チュク…ッ

音を立てて蕾を吸ってやる。

「あン…っ！あ…ふっくぅ…んン…っ！」

そうしながら唇を付けていない方の胸を掌で揉む。

「あっあン…ッ！新一ィ…ッ」

一度上げてしまった声は、もう押さえる事が出来ない。

指の間に蕾を挟んで強く揉むと、蘭の身体が快感に震える。

「…蘭、気持ちイイか…？」

「や…っわ…わかんないよ…っでも…っ」

「でも？」

新一はその蕾を口に含んで、舌の先でつつき、甘く噛んだ。

「やぁ…んっ！！」

蘭がびくんっと震える。

「でも…何だよ？」

口に含んだ蕾を舌先で転がしながら訊く。

「あン！や…っ何か…ヘン…なの…っ！」

蘭は胸に顔を寄せている新一の頭を抱き締めながら答えた。

その『ヘン』な感じが恐らく快感であろう事に蘭は気付いていない。

新一が蘭の脇腹に指を滑らせて行くと蘭はピクンッピクンッと小さく反応する。

その手を徐々に下の方に降ろして行き、すべすべした腿を撫で上げる。

次第に内側を愛撫して、手を少し上に持って行き、脚の付け根にその手が到達した時、初めて蘭は新一の手が次に何処に触れようとしているのかを察したらしくビクッとする。

「…し…っ新一…っ？」

蘭が怯えた声で新一を呼ぶ。

新一は構わず、蘭の秘所に触れた。

「ああン…ッ」

ビクンッと蘭の体が大きく弾む。

もうソコは新一に与えられた愛撫によって、蜜が溢れ出していた。

うわ…、すげぇグショグショ……

新一はソコの形を辿るように指を這わせる。

「蘭…ココ、すげぇ濡れてる…。」

「や…っやだぁ…っ！」

蘭は泣きながら、新一に知らされた事実に首を振る。

新一は蘭の秘所から溢れ出す蜜を二本の指に絡めて蘭の目の前に翳した。

「ホラ、蘭…オメーこんなに濡れちまってるんだぜ…？」

「………っ！」

蘭は見せられたモノが何なのか理解して、言葉を失い、かあっと真っ赤になる。

それが可愛くて、新一は蘭に口づけた。

そして自分の指に絡み付く蘭の蜜をペロッと舐める。

「や…っやだッ新一…っ！」

「何？恥ずかしい？」

蘭が頷くと新一は嬉しそうに笑う。

「オレは嬉しい…こんなに濡れてんのはオレを好きだからだろ？オレに感じてる証拠なんだろ？」

蘭は答えず、拗ねたような目で新一を睨むと、消えてしまいそうな声でボソッと呟く。

「…意地悪…」

新一は口元に笑みを浮かべて蘭に口づけた。

「男は好きな女を苛めたくなるモノなんだよ。」

「…馬鹿…それじゃ、小学生と変わらないわよ…」

再び新一の指が蘭の秘所を探り出す。

「んっ！！」

蘭は新一の肩にしがみ付いた。

「あ…っ、しんいち…っ」

「蘭…、少し我慢してろよ…？」

「…何…？」

新一の言葉の意味が分からず、思わず聞き返した蘭は突然訪れた鋭い痛みに息を呑む。

「…ひ……っ！！」

新一の指が蘭の中に入り込んで来た。

「や…っ！あっ、いやぁ…っ！！」

「ごめんな、蘭…痛いか…？」

「んっ！痛…！痛い！！新一ッ！！」

蘭はボロボロ涙を零して新一にしがみつく。

「…蘭…力抜けよ…。力入れてると余計に痛いぜ…？」

「…わ…っわかんないよ…っど…すれば…」

新一は蘭に口づけた。

舌を絡ませ合う快感に蘭の入り口が緩んだ一瞬の隙を見て新一は指をぐっと突き入れた。

「んんん…っ！！」

「オメーの中…すげぇ熱い…。」

蘭が慣れて来ると、新一は指を一本増やした。

「あ…痛…っ！！」

蘭のソコに再びきゅっと力が入り、新一の指を締めつける。

「蘭、怖がらないでいい…オレの指、感じろよ…」

グチュ　グチュ…

濡れた音を立てて、新一は二本の指を根元まで埋め込む。

「ん…あっ新一…っ」

「ちゃんと慣らさねえと、この後もっと大変だぜ…？」

更にもう一本指を足す。

「くぅ…っん…っ！」

「…大丈夫か？…蘭…。」

「新…い…ちィ…ッ。…あ…あン…ッ。！」

新一の骨ばった長い指に侵され、蘭は嫌悪感ではない何かに全身を支配されるのを感じていた。

新一は指を引くと一気にグッと根元まで突き入れる。

「ああ…ッ！！」

蘭の唇から嬌声と唾液が零れ出る。

新一は少し激しく指を抽挿しながら、蘭の唇の端から伝う唾液を舌で舐め取った。

蘭の内壁が新一の指に絡みついてくる。

新一の愛撫によってその姿を露にした紅い花芽を、新一は親指の腹を使ってグリグリと撫でた。

「あっああンッ！！」

蘭は最も敏感な場所を探られ、ビクビクンッと大きく震える。

新一は蘭の中心から指を抜くと、その指に絡む甘い蜜を舐め取りながら蘭の膝を立たせて、脚を割り、その間に自分の身体を置いた。

下腹部に口づけ、吸い付きながら唇を次第に下の方に移動させる。

やだ…っ！新一…もしかして…っ？！

蘭は乱された思考で新一の次の行動を予想して、新一の髪を掴んだ。

「新一…っあの…まさか…っ。」

新一は蘭の腿に唇を這わせ、その内側の柔らかな肌に幾つもの紅い花びらを散らす。

いつ中心に触れられるか分からない不安と期待に蘭の身体は震えた。

新一は時間をかけて丁寧に蘭の長い脚を愛撫して行く。

腿から膝、脛、つま先、その指の一本一本まで唇と舌で愛して再び下腹部に戻る。

臍の辺りに擽ったいものを感じ、蘭は甘い溜息を漏らした。

不意に訪れた快感に蘭の中の『女』が悦びの声を上げる。

「ああッ！！」

新一の舌が遂に花弁に触れた。

「蘭…。オメーのココ…熱く濡れてヒクヒクしてる…。」

「や…っやあ…っ！新一…っ新一ぃ…っ！」

蘭は必死に新一の髪を掴んだ。

「バカ、痛ぇよ。」

「だ…っ…だってっそんなトコ…きたな…っ」

蘭は羞恥にボロボロと大粒の涙を零していた。

「汚くなんかねえよ…オメーのカラダに汚ねぇトコなんかあるワケねーだろ…？…すげぇ綺麗だぜ？」

ピチャ　ピチャ…

淫らな音を立てて新一は花芯を責め立てる。

「んッあ…っあン…ッ！」

入り口を彷徨っていた新一の舌がグッと中に入り込み、蘭はその熱さに息を呑む。

「…ひゃ…っ」

新一の熱い舌に中を侵され、蘭のソコからは枯れる事無く蜜が溢れ出している。

クチュッと音を立てて新一が舌を抜くと、蘭は大きく息を吐きながら欲情に濡れた瞳で新一を見下した。

その瞳に誘われるかの様に、再び新一はソコを貧る。

チュ…ッ　クチュ…ッ

「あンッ！あ…ふ…っんン…ッ！」

濡れた淫らな音と蘭の嬌声が、外の雨の音と重なる。

蘭の敏感な芽が紅く充血し、新一の愛撫を欲しがって、ヒクヒクと息づく様に震えていた。

新一は応えてその芽に舌をのばす。

「ああンッ！！」

蘭はビクンと腰を浮かせた。

「あッやっ…あン！新一ぃ…ッ！！」

蘭の脚を大きく開かせている新一の手を蘭が握ると、逆に新一が蘭の手首をぎゅっと掴む。

「やッあッ…新一…新…い…ちぃ…ッもぉ…っわたし…っ」

「イキたいのか…？」

「…わ…かんないけど…っおかしくなっちゃう…っ！」

「いいよ。…おかしくなって…。」

これ以上この行為を続けたら自分はどうになってしまうんだろう？

初めて迎えようとしている絶頂の兆しに蘭は恐怖を感じた。

「やぁ！こ…っこわい、新一、こわいっ！」

蘭は必死に新一の頭を抱かかえる。

結果的には自ら新一の頭を自分の秘所に押し付ける形になった。

「蘭……怖くねぇよ…そのままオレを感じてろ…」

新一は蘭の花芽を唇で狭み込むようにしながら吸い上げ軽く歯を立てる。

「あ…っああン…ッ！」

クッと甘く噛むと、蘭の中心から蜜が溢れ出した。

「やぁ…っあああああああんっ！！！」

蘭は中心から身体全体に電流の様なものが駆け抜けるのを感じ、大きく肢体を反らせて果てた………。

NEXT or BACK